ソーシャルボタンを設置する場合はデフォルトのままが最も効果的である

いまや、WEBサイトをはじめとしたデジタル媒体では必須コンポーネントとなったソーシャル・リンク──コンテンツをfacebookやTwitterといったSNSと連携できる「いいね」や「Tweet」といったソーシャル・ボタンが一番メジャーだ。
このソーシャル・リンクは各SNSから配布されている専用のソースコードをWEBサイトなどのHTML内に埋め込むことで利用できるのだが、この外観をカスタマイズして独自のデザインで設置しているサイトをよく見かける。
かく云う、私のサイト「Monaural Sound」でも、つい数ヶ月前までカスタマイズしたレイアウトで設置していた。下記のようなレイアウトで設置していたのだ。

Custom Social Links - 1
Custom Social Links - 2

このカスタマイズしたスタイルでのソーシャル・ボタンは、ほぼ1年ほどこのサイトに設置されて運用されていたのだが、ソーシャル連携数が全く伸びなかった…。
実際の管理画面でのシェア数やフォロー数のサマリーはこんな感じだった(集計は「SNS Count Cache」プラグインを利用している)。

Scial Cache Summary (past)

そこで、約3ヶ月前にソーシャルボタンのカスタムスタイルをやめて、デフォルトのまま設置することに変更した。
そうしたら、約3ヶ月でシェア数やフォロー数のサマリーがここまで伸びたのだ。

Scial Cache Summary (now)

この結果はかなり衝撃的だった。
多くても月に数回程度しか新規コンテンツを更新しないような私のサイトとしては、今までにどれだけ多くのバイラル効果を逸してきたのか…と考えると痛恨のミスでもある。

ユーザーは信頼性に乏しいボタン(リンク)は決してクリックしない。

かなり昔、WEBデザイナーやっていた頃のWEBサイト制作の鉄則にそんなのがあったことを今更ながら思い出した次第。
確かに、自分でネット・サーフィンしていても、facebookデフォルトの「いいね」ボタンは押しても、カスタマイズされたシェアボタンとかは今だに押したことがない…無意識のうちにそういうボタンを信頼していないのだろう。

まぁ、WEBサイトを作っていると、ソーシャルボタンの体裁が自分のWEBサイトのトーンを崩す…とか、各SNSでサイズやスタイルの統一性がないソーシャルボタンを並べると見た目が悪くなる…とか、そういうアート志向の考えが先行してしまい、カスタマイズしたソーシャル・リンクを設置してしまいがちだが、結局それはWEBサイトにとって不幸でしかないということだ。

実際のところ、機能しないソーシャル・リンクはコンテンツの拡散を妨げる障壁でしかなく、そんなものにデザインの作業工数を割くぐらいなら、もっと他にやらなければならない作業は多い。作業効率的にも、ソーシャル・リンクのカスタマイズは下策であると言わざるを得ない。

──ということで、今後私はソーシャル・リンクの外観のカスタマイズは一切行わないことにした。

逆に、SEOやソーシャル連携の施策の一環として、カスタマイズされたソーシャル・リンクがある場合、それをデフォルトに戻すという提案もしていきたい。

もし、あなたのWEBサイトでカスタマイズしたソーシャル・リンクを設置している場合、その有用性を検証してみることをオススメする。

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